2006年08月30日

【号外】事務所移転のご案内

 こんばんは。ここ数日は、昼間は仕事、夜は家事と忙しい生活を送っています。その合間を縫って、事務所の移転作業を進めています。独立してから1年3ヵ月お世話になった霞が関ビル26階にある「霞が関アライアンスセンター」より、新橋駅前のニュー新橋ビル7階に移転します。

 霞が関アライアンスセンターでは、本当にお世話になり感謝しております。26階の窓から見える汐留方面の景色は最高です。ここを去るのは断腸の思いです。東京で独立を考えていらっしゃる方には、本当にお勧めの施設です。事務所を移すのは、法人を登記するためであり、それがなければしばらくお世話になろうと思っていました。

 新橋を選んだのは、交通の便がよいこと、東京都社会保険労務士会港支部に留まること、そしてお世話になっている川崎汽船株式会社(西新橋にあります)に近いことが理由です。新しい事務所はシェアードオフィスですが、2人用の個室となっています。狭いのですが、クライアント先で仕事をする機会が多いので、これで十分だと思っています。

 事務所開きは9月5日(火)です。電話も同日より通じます。アライアンスセンターは明日31日までとなっています。9月1日〜4日までは、クライアント先と在宅で仕事をする予定です。以下、新事務所の詳細をご案内致します。

 株式会社田代コンサルティング 代表取締役 田代英治
 社会保険労務士田代事務所 所長 田代英治
 105−0004
 東京都港区新橋2−16−1 ニュー新橋ビル708 B−3
 03−5157−5027
 (090−9686−0125 携帯電話)



下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 23:55Comments(12)TrackBack(0)

2006年08月29日

部下育成に悩む上司への参考図書

おはようございます。今日はまた暑くなりそうですが、1日頑張っていきたいと思います。

 さて、今日は新刊の書籍をご紹介したいと思います。まず、昨年7月末に参加したラーニングエッジ社の起業セミナーで講演された嶋津良智さんの新刊「だから 部下がついてこない!」(日本実業出版社)です。私も早速読んでみましたが、部下育成に悩む上司の方々にとって、ヒントとなる本だと思います。
 
*)参考 2005年07月31日 「ラーニングエッジ社の起業セミナーで大いに刺激を受けました!」 http://app.blog.livedoor.jp/etashiro1/tb.cgi/29356343

 嶋津さん(http://www.culture-asset.com/shimazu/profile.html)は、カルチャー・アセット・マネジメント社(http://www.culture-asset.com/)の代表として、若手経営者・ビジネスマン・学生の皆様を対象にした「ペイフォワードビジネスカレッジ」を主宰し、次世代を担うリーダー育成に取り組んでいます。昨年お会いした折には、穏やかな雰囲気にも、厳しさが漂う奥の深い方だという印象を持ちました。

●「だから、部下がついてこない!」


 本日29日、アマゾンでの購入者へのプレゼントキャンペーンを実施しており、購入された方には嶋津さんのセミナーCDプレゼントがあるそうです。宜しければ、下記URLをクリックしてみて下さい。
 http://www.culture-asset.com/publishing/dakarabuka01.html


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 09:20Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月28日

厚労省、中小企業の定年引き上げに助成金

 おはようございます。先週末に東京に戻ってから、涼しい日が続いています。天気は悪いのですが、この涼しさには救われます。週末は、連載中の「元・人事労務屋の企業訪問」の原稿を書き上げようと思いましたが、疲れからかやる気が起こらず、半分も書けませんでした。今週も、コンサル案件が目白押しとなっており、しばらく家庭に目を向けながら、集中してやっていこうと思います。幸か不幸か、新規の案件がいずれも遅れ気味で、ほっとしています。

 さて、今朝のSankei Webに定年延長に関する記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

厚労省、中小企業の定年引き上げに助成 1社120万円(8月28日 Sankei Web)

 厚生労働省が、社員の定年を65歳以上に引き上げる中小企業を対象にした助成制度を創設する方針を決めた。18年度に施行した改正高年齢者雇用安定法では、雇用延長の方途として、60歳定年を残したままの再雇用(継続雇用)で対応することも認めているが、確実な雇用延長を担保するには退職・再雇用では不十分と判断。とりわけ企業体力に劣る中小企業に定年制見直しを促すには、一定の公的支援が必要と判断した。

 助成を受けるためには、就業規則や労使協定で、65歳まで定年を引き上げるが、定年制を廃止する必要がある。助成額は従業員規模によって異なり、100〜299人なら1社当たり120万円、10〜99人は80万円、9人以下は40万円。

 しかし、助成額が少ないために実効性を疑問視する見方も強く、他の施策と連携させるなどのもう一工夫が求められる。 (了)


 上記の記事の通り、殆どの企業は、今年4月施行の改正高年齢者雇用安定法にあわせて、定年再雇用制度を導入しています。今年は、取敢えず定年再雇用制度を導入した企業も、人材不足や技術の伝承の問題が今後ますます深刻になっていけば、定年延長や定年廃止の方向となると思います。定年延長の場合、60歳より前の給与体系の見直しも必要となりますので、検討する時間が必要ですが、来年あたりから、定年再雇用制度から定年延長制度に切り替える企業が出てくるかもしれません。

 また、中小企業にだけ助成金を支給するというのはどうでしょうか?大企業でも定年延長は少数派だと思いますので、対象にしてもよさそうです。まず、大企業から広げて、世の中に定年延長の流れを作る方向もありだと思います。あるいは、大企業の場合、助成金を意識して制度を導入するということはないと思いますので、そのあたりを見越して、中小企業に限定しているのでしょうか?


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 11:15Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月26日

厚労省の脱非正社員事業について

 おはようございます。昨日は、終日福岡のクライアントさんと打合せをしていました。一昨日の夜9時に福岡に入り、昨晩11時頃に自宅に戻りました。福岡は東京よりも暑かったです。飛行機は行きも帰りも満席でした。飛行機の中で寝て、疲れを取ろうという目論見は外れてしまいましたが、故郷の空気はおいしかったし、気分転換になりました。

 さて、朝日新聞(asahi com)に、厚労省の概算要求についての記事が出ていましたので、内容をご紹介したいと思います。

厚労省概算要求、3.2%増 少子化対策・再就職支援(8月25日 asahi com)

 厚生労働省は25日、07年度予算の概算要求をまとめた。少子化対策や若者の就職支援などの「再チャレンジ」に力点を置き、一般会計総額は今年度予算比6645億円(3.2%)増の21兆6062億円。高齢化で約7500億円の自然増が見込まれる医療・年金などの社会保障関係費は、概算要求基準(シーリング)枠内の5288億円増に伸びを抑えた。抑制策は、生活保護や雇用保険の見直しを中心に今後検討する。 (中略)

 少子化対策は、今年度予算より7.3%増の1兆4050億円。このうち児童手当や保育所の運営費などを除いた裁量的経費は1065億円(同31.0%増)で、児童虐待の予防・早期発見などの体制整備や、地域の子育て支援推進に充てる。政府の少子化対策に盛り込まれた児童手当の拡充は別枠で、年末の予算編成過程で検討する。

 一方、「再チャレンジ」支援では、25歳以上の年長フリーター対策などを柱とする「フリーター25万人常用雇用化プラン強化」に209億円を充てるほか、出産や育児で離職した女性、リストラされた中高齢者への再就職支援の充実などを図る。 (以下省略)


 今朝の朝日新聞1面には、厚生労働省が来年度予算の概算要求でパートの正社員化や年長フリーターの資格取得支援など、脱「非正社員」に向けた事業を並べたと伝えています。同紙によると、厚労省の主な「脱非正社員」事業の内容は次の通りです。

○ 年長フリーター
正社員採用を前提とした企業での実習訓練や資格取得支援
20億円(一人につき月6万円)

○ 派遣・請負
業種ごとに能力開発のモデル計画を作成
3500万円

○ パート
正社員と同じ能力評価や転換制度を導入する企業や事業主団体への助成金
6億円(企業に30万円〜50万円、一団体につき成果に応じ上限1千万円など)

○ 高校生
正社員とフリーターの生涯賃金格差などを盛り込んだ就職ガイダンス
5億円(商業高校など全国2千校で)

○ ハローワーク
企業に正社員求人を勧め、求職者とつなぐ「キャリアサポート」を配置
12億円(サポーター340人を全国に置き、セミナー開催など)


 まず正社員化ありきの内容になっていますが、価値観が多様化している現在、本当にこれらの内容が妥当なのか、画餅にならないように、各方面の意見を聞いて慎重に進める必要があると思います。正社員化というのは(将来のある若者が活き活きと働くことができるための)一つの手段であって、これが目的ではないように感じます。

 多くの企業は、世界的な規模で厳しい競争をしているわけで、優秀な人材の獲得、引き留め策に尽力しています。お上から言われるまでもなく、(すでに多くの企業でそうしているように)必要と思えば正社員での採用を中心にしていくことでしょう。中国、韓国、シンガポールなどに負けないような人材を官民一体となって育てていくような方向の検討も必要ではないでしょうか?


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 09:55Comments(2)TrackBack(0)

2006年08月24日

年長フリーター対策について

 おはようございます。毎日暑いので夏バテ気味ですが、この暑さももう少しだと思いますので、頑張っていこうと思います。

 さて、今日の朝日新聞に、年長フリーター対策の記事が出ていましたので、内容をご紹介したいと思います。

「就職クラブ」で目指せ正社員(8月24日 朝日新聞)

 厚生労働省は25歳以上になっても定職についていない「年長フリーター」向けの新たな就職対策として、10人程度でひとつの班を作り、3ヵ月で正社員を目指す「就職クラブ」を07年度から都市部のハローワークで始める。就職活動でも孤立しがちな年長層に対し、部活動のような集団を結成。「顧問」役の相談員の指導を受けながら、意見交換や自己分析を行い、目標達成を目指す。

 正規雇用と非正規雇用の格差を縮小する「再チャレンジ推進」は同省の概算要求の目玉。次期政権として最有力とされる安倍晋三氏の政策を意識している面もある。

 若年者の就職支援を行っているヤングハローワーク(ワークプラザ)がある東京(渋谷)、横浜、大阪(梅田)、神戸を中心に開設。初年度は1億円をかけて1千人程度の年長フリーターの組織化を目指す。効果が上がれば更に規模を拡大する。(了)

フリーター採用、企業は消極的 経団連調査(8月24日 asahi com)

 日本経団連が会員企業などに6月に実施した調査(回答560社)によると、8割近くの企業が若手社員が足りないと答えたにもかかわらず、フリーターを正社員に採用することには消極的な企業が大半だった。

 35歳前後以下の正社員の雇用は「不足」が26.5%、「やや不足」が52.2%に上った。

 不足対策としてフリーターの正社員採用を尋ねたところ、「積極的に採用したい」は1.6%。一方で「採用しない」が24.3%、「採用には消極的だが、経験・能力次第では採用したい」が64.0%に上った。このほか「学校卒業後、一定期間以内の者であれば積極的に採用したい」が8.1%だった。(了)


 この「就職クラブ」というのは、今ひとつピンときませんね。具体的には何をやるのでしょうか?それよりも、本気で就職したいという人達に対して、社会人として必要な(コミュニケーションなど)スキル、マインド、マナーなどの教育をすることが重要なのではないでしょうか?

 企業のアンケート調査の結果にもあるように、「採用には消極的だが、経験・能力次第では採用したい」とする企業が大半だと思います。多くの企業は、フリーターだからということで、はなから拒絶しているのではなく、ちゃんとしたスキル、マインドそして人間性を備えた人物なら採用すると思います。

 そういった人物になるよう再教育の場を提供することが必要なのではないでしょうか?「最チャレンジ推進」は、フリーターに同調するばかりでなく、社会人として生きていくための厳しさを再教育するといった視点でやって戴きたいと思います。


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 08:12Comments(7)TrackBack(0)

2006年08月23日

石綿建材メーカー 遺族に補償

 おはようございます。今日は曇っていますが、やはり暑いですね。午後、品川にある大手企業に「元・人事労務屋の企業訪問」(産労総合研究所「労務事情」の連載記事)の取材に行く予定です。どんなお話が聞けるか楽しみです。

 10月下旬に、神奈川県から依頼により「アスベスト対策」の講演をすることになっています。昨日、アスベスト対策の資料が送られてきました。これから情報を収集し、当日までにはアスベスト対策の専門家になろうと思います。

  神奈川県労働福祉課主催 労働講座
  2006年10月24日(火)18:15〜20:15 会場:川崎労働センター
  「アスベスト対策」講座(公開セミナー)


 今朝のNHKニュースで、横浜市の建材メーカーが、中皮腫で死亡した元従業員の遺族に補償すると伝えていました。以下、内容をご紹介したいと思います。

石綿建材メーカー 遺族に補償(8月23日 NHKニュース)

 アスベストを含む建材を製造していた横浜市の大手メーカー「エーアンドエーマテリアル」は、アスベスト特有のがんである中皮腫で去年死亡した元従業員の遺族に弔慰金2500万円を支払うことを決め、23日にも遺族側と協定を結ぶことにしています。

 エーアンドエーマテリアルは、おととしまでアスベストを含む建材などを製造し、27人の従業員が中皮腫やアスベストによる肺がんで死亡しています。

 このうち、横浜市にあった工場の元従業員で去年中皮腫で死亡した当時61歳の男性について、会社側は、工場で使っていたアスベストと死亡との関係が否定できないとして、男性の妻に弔慰金2500万円を支払うことを決め、23日にも遺族側と協定を結ぶことになりました。また、同じ工場の元従業員で石綿肺と診断された71歳の男性にも、休業補償として1400万円を支払うことにしています。

 エーアンドエーマテリアルは、平成12年に合併によってできた会社で、閉鎖された工場も含め全国の27の工場でアスベスト建材などを作っていた大手メーカーで、今回の補償について「アスベストを扱っていた企業としての責任だ」と話しています。

 アスベストを扱っていた工場の健康被害をめぐっては、大阪の大手機械メーカー「クボタ」などが死亡した従業員の遺族らに補償を支払っています。これについて、被害者の支援団体「アスベストセンター」の永倉冬史事務局長は「アスベストを扱っていた大手企業として補償せざるをえなくなったのだと思う。ただ、補償をする企業はまだ少なく、これからの課題だ」と話しています。(了)


 アスベストによる健康被害の話題は、メディアに取り上げられることが少なくなりましたが、依然として問題は存在しています。

 8月17日付日経新聞では、「住友ゴム工業の旧神戸工場(神戸市)でタイヤ製造に従事し、中皮腫で死亡した同市の元男性社員(当時69)の妻(70)に対し、神戸東労働基準監督署が6月、石綿救済新法に基づく特別遺族年金の支給を認定していた」という記事が出ていました。住友ゴム工業は仕事と中皮腫の因果関係を否定していたが、労基署は元同僚の証言書を考慮したと見られるということです。

 アスベストセンターの事務局長が言うとおり、(大手でも)補償をする企業は少なく、これからの課題が多く残されているようです。


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 07:41Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月22日

IT大手で在宅勤務制度が本格化

 おはようございます。今日も暑いですね。起きるのが遅かったので、いつもより30分遅い電車に乗ったら、満員電車の中で、事務所に到着するのが45分遅れてしまいました。やはり早寝早起きで、人より早く行動するのが大事だと思いました。

 昨日、最近は日経より朝日のほうが人事労務に関する情報が多いと書きましたが、今朝は日経新聞に人事労務に関する話題が多く取り上げられていました。中でも、1面に出ていた「在宅勤務」の情報は有益だと思いますので、ご紹介したいと思います。

IT大手、在宅勤務3万人可能に・「全社員対象」広がる(8月22日 NIKKEI NET)

 NECや日本ヒューレット・パッカード(HP)などIT(情報技術)大手4社が本格的な在宅勤務制度を導入する。育児中の女性などに限定せず、システム部門全体や全社員を対象とする。企業の情報化投資の拡大で技術者不足が深刻化しており、勤務体系の多様化で人材確保につなげる。先行する日本IBMを含めた大手5社の従業員の半分にあたる約3万人が在宅勤務を利用できるようになる見通しで、他業界にも広がりそうだ。

 在宅勤務では企業が業務用パソコンを貸与。高速大容量(ブロードバンド)通信網を活用しオフィスの社員とシステム開発などを進める。利用者は通勤の手間が省け、原則自分の裁量で勤務時間を決められる。若者を中心に時間や場所などに拘束されない働き方を求める傾向が強まっており、企業にとって優秀な人材を囲い込む手段になる。(了)


【IT各社の在宅勤務制度の概要】
● NEC    企業向け情報システム構築部門の2000人が対象
● 日本HP   2007年6月をメドに全社員5600人に導入
● 日本ユニシス 2007年1月に本体および2子会社の計7000人を対象に導入
● NTTデータ 7月末から2007年3月まで試験導入し、100人強が月5回程度利用
● 日本IBM  2001年に全社員(現在18000人)を対象に導入

 日本テレワーク協会(http://www.japan-telework.or.jp/)が昨年2月にまとめた調査によると、在宅勤務を認めている企業は全体の3.4%だった。導入の狙いで最も多かったのは「家庭生活との両立支援」(50.0%)だった。在宅で働く人の46.4%がオフィスで働くのと同じ労働時間管理をしている。


 私が勤務していた会社や私の一部のクライアントさんでは、在宅(事業場外)でPCを使って仕事をした場合の労働時間の管理をどうしたらよいのか検討しています。日本テレワーク協会の調査では、46.7%がオフィスで働くのと同じ労働時間管理をしているということですが、大手のIT各社ではどのような労働時間管理をしているのか(しようとしているのか)について知りたいと思いました。今回の記事では、残念ながらそこまで踏み込んでいませんでした。

 先日、ある大手金融機関の人事部の方にお聞きしたところ、彼らが始めた育児との両立のための在宅勤務制度では、みなし労働時間制を採用せず、労働時間の自己申告(在宅勤務者からの申告と上司の承認)をもとに管理しているということでした。そして、深夜労働(所定労働時間内でも割増賃金の支払い義務あり)をさせないように気をつけているということでした。といっても、育児中の人は、子供を寝かしつけてから在宅深夜労働にならざるをえない場合があり、中々難しい問題だと思います。

 いずれにしても、在宅勤務制度は今後広がっていくことは間違いないところだと思います。私も、先進企業の例を参考にしながら、検討していきたいと思います。


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 10:10Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月21日

心の病、30代社員に急増 企業6割で「最多の世代」

 おはようございます。今日8月21日は、私の45歳の誕生日です。自分の年齢を言う時に、今まで40代前半という言い方をしていましたが、これからは40代半ばという言い方になりそうです。周りからは白髪が増えたと言われますが、人事コンサルタントはそれくらいのほうが、(それだけ人生経験が豊富ということで)信頼されやすいとも言われていますので、あまり気にしないようにしています。

 さて、今朝も朝日新聞の一面に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。最近、日経よりも朝日のほうが、人事労務に関する情報が多いように感じています。

心の病、30代社員に急増 企業6割で「最多の世代」(8月21日 asahi com)

 30代の会社員にうつ病や神経症など「心の病」が急増していることが、社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所の実施したアンケートでわかった。30代に最も多いとした企業は、04年でほぼ半数だったのが、今年には61.0%に増えた。また、6割以上の上場企業が、「心の病」を抱える社員が増えたと回答した。専門家は「急速に進む成果主義や管理職の低年齢化が一因ではないか」と分析している。

 同研究所は今年4月、全国の上場企業に、「メンタルヘルス(心の健康)の取り組み」に関するアンケートを郵送。社員のうつ病、神経症、統合失調症などに関する状況を聞き、218社から回答を得た。アンケートは2年に1度実施している。

 「心の病はどの年齢層で最も多いか」を聞いたところ、「30代」と答えた企業が最も多く、全体の61.0%をしめた。02年は41.8%、04年49.3%と30代の急増が目立つ。40代は19.3%、50代以上は1.8%だった。さらに、「3年間で心の病が増加傾向」と答えた企業は、61.5%。02年、04年と徐々に増えている。このため、40、50代の総数は大きくは減っていないとみられる。

 心の病で1カ月以上休んでいる社員のいる企業の割合は7割を超え、これも増え続けている。

 「職場でのコミュニケーションの機会が減ったか」との質問に対して、「そう思う」「ややそう思う」と答えたのは約6割。「職場での助け合いが少なくなった」と思っている企業も、ほぼ半数あった。

 さらに、コミュニケーションが少なくなった企業で、「心の病が増加傾向」と答えたのは7割超だったのに対し、減少していない企業では半数以下にとどまり、職場環境の違いが反映した結果となった。

 同研究所では「心の病の増加を抑えていくためには、職場内の横のつながりをいかに回復していくかが課題だ」としている。(了)

*)参考
● 社会経済生産性本部メンタルヘルス研究所 
http://www.js-mental.org/index.html
● 人事労務屋のつぶやき【独立編】 メンタルヘルス
http://blog.tashiro-sr.com/archives/cat_561400.html

 心の病が30代で増えているというアンケート結果は、ここ数年あちこちの調査機関で指摘されています。識者が指摘していることは、原因の一部であって、色々なことが複合的に重なって、このような事態になっていると思います。

 元・企業の人事担当者として感じていることは、コミュニケーションの取り方が、ある世代を境に変化して、コミュニケーションギャップが拡大しているということです。これを仕方ないと放っておくと、問題は拡がるばかりで、会社としても何らかの手を打つ必要があると思います。その会社にあった打ち手を考えるのが人事労務担当者の責務ではないでしょうか?


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 07:55Comments(10)TrackBack(0)

2006年08月20日

仕事と無関係のサイトの遮断ソフトが企業に浸透

 こんにちは。横浜地方は、天気予報がはずれ、朝から真夏の太陽が照りつけています。最近の土日は、午前中に家事をして、午後から自分の仕事をするというパターンですが、夕方涼しくなるまでは、暑くてやる気が起こらないですね。

 さて、今朝の朝日新聞の一面に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

仕事と無関係のサイト遮断ソフト、企業に浸透 漏洩対策(8月20日 asahi com)

 職場のパソコンを使い野球の結果を知ろうとインターネットに接続するのはダメ――仕事と直接関係ないサイトの閲覧を制限する動きが企業に広がっている。「業務の効率アップ」に加え、昨春の個人情報保護法施行を機に情報漏洩(ろうえい)対策が強化されたためだ。青少年向けとして始まった有害サイトを遮断するフィルタリングソフトの市場が昨年は約2割伸び、今や学校や家庭以上に企業で浸透している。

 トヨタ自動車では今春からアダルトサイトなどの「有害情報」が閲覧できなくなった。買い物サイトやスポーツニュースなど趣味のサイトも、閲覧しようとすると「このページは利用制限されています」との警告が画面に表示される。 同社では以前から私的利用を制限する内部規則があったが、「徹底されないため実効性のある手段を導入した」という。

 証券会社が加盟する日本証券業協会(東京都中央区、約300人)では、スポーツ、趣味・娯楽、出会い系などのサイトが03年から閲覧できない。「ゴルフや大リーグの結果がわかりにくくなったので、取引先との話題づくりにやや困るという反応はある」と話す。

 ●画面で警告

 システム開発の日立インフォメーションテクノロジーでは、04年から掲示板や転職情報サイトのほか、スポーツや映画、飲食店情報など娯楽性のあるサイトに社員がアクセスすると、「業務に関係ありますか」という趣旨の警告画面を出す。「無視する社員はほとんどいない。ただ、取引先の情報を得にくいといった声もある」と言う。

 一方、三菱商事は利用制限は設けていない。「良識に任せている。商社としてウェブを使って情報収集を速くすることは必要なこと」(広報部)という考えからだ。

 ●大手も次々

 労務行政研究所が全国4057社を対象にし、139社が回答した2月の調査では、インターネット利用でルールを定めている企業68社のうち8割は私的利用を全面禁止していた。私的利用の防止策として、38%が閲覧状況の履歴を保存し、21%がシステム上で監視していた。

 フィルタリングソフト国内大手、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)によると、ソフト導入前の企業では、閲覧されるウェブサイトのうちほぼ4分の1が私的利用と見られるという。顧客の大手測量機器メーカーの場合、30%あった私的利用率が導入後は1%に減った。

 ALSIによると、大手企業の導入率は約4割。富士キメラ総研の調べでは、個人情報保護法が本格施行された05年の国内市場は前年から20億円増え115億円に伸びた。

 フィルタリングソフト大手のデジタルアーツによると、導入先の内訳は企業が60%、学校・官庁が30%、家庭が10%。「企業が情報漏洩対策や内部統制を進める中、ウェブにアクセスしただけで情報が漏洩することもあるため、アクセスを制限したり履歴を監視したりする必要が出てきた」と分析する。

 社員の電子メールの内容では、一定のプライバシーを認める判例がある。しかし、労働環境とプライバシーを研究する砂押以久子立教大講師(労働法)は「サイトは情報を得る手段にすぎず、アクセス制限にプライバシー侵害が成立する余地はないと言える。ただ、チェックされる側がストレスを感じる方法だと、人格権の侵害につながる可能性がないとはいえない」と指摘する。 (了)


 皆さんの会社では如何でしょうか?当ブログも会社では見ることができないので、自宅のパソコンでご覧になっている方もいらっしゃるようです。また、会社では、メルマガの登録ができないので、メールアドレスを入力して下さいと依頼されたこともありました。

 私が勤務していた会社は、アクセス制限はありませんでしたし、現在もありません。三菱商事広報部のコメントの通り、社員の良識に任せられており、そもそも就業時間に仕事と関係ないサイトを見る余裕などありません。

 アクセス制限をしないと業務効率が落ちるとか情報漏えいに繋がるとかいう議論は、社員を信頼していないということであり、会社としてはアクセス制限などやらずにすませたいところだと思います。本来、良識ある大人で構成されているはずの企業社会ですが、最近はそうも言えないようで、それがこのようなソフトの普及に繋がっているように思います。


この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 14:54Comments(4)TrackBack(0)

2006年08月19日

連合の増税額試算サイトに80万超のアクセス!

 こんにちは。横浜地方は朝から真夏の太陽が照りつけています。午前中は買い物に出かけましたが、午後は自宅でのんびりしています。やらなければならないことはあるのですが、こう暑いとやる気が起きてこないのは私だけでしょうか?

 さて、先日連合(日本労働組合総連合会)総合企画局の山根木局長からメールを戴きました。それによりますと、4月20日より開設している「増税額試算サイトhttp://think-tax.jp/」に、8月9日までの間に、80万超のアクセスがあり、サイトへの増税に関する意見の書込が8700件を超え、これらの意見を集約して、財務省主計局への要請に盛り込んだということです。

 財務省主計局への要請の内容については、下記のURLをクリックしてご参照下さい。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/kurashi/zei/daizouzei/data/060811_rengou_thinktax.pdf

 4月の段階では、正直に言って、これだけアクセス数が増えるとは思いませんでした。とはいえ、サラリーマンの皆さんに十分浸透しているとは言い切れないと思いますので、これからも、think-tax.jpキャンペーンを続けていって戴きたいと思います。

 私自身はサラリーマンではなくなりましたが、私もそうであったように、自分で確定申告をしないので、税に対する意識が薄いと思います。私は未だに税金の苦手意識を引きずっていますので、もっと勉強したいと思っています。




●動作環境 
・FlashVer.5以上推奨 ・OS:Windows2000/XP(Home Edition、Professional)
●著作権 本モジュールについての著作権については、日本労働組合総連合会<及び制作者に帰属いたします。
●算出条件 
・給与所得控除を2/3(最低保障額65万円)に縮小
・配偶者控除・特定扶養控除を廃止
・その他の控除は試算の対象外
・社会保険料は財務省の概算式を利用
・税率の区分・適用範囲は現行のまま
・月の増税額は、一時金を4.8ヶ月(連合集計)で算定
●注意事項
・本モジュールについてのスクリプトの改造、盗用等はおやめください。
・本モジュールの動作不良等については、一切の責任を負いません。
 あらかじめご了承ください。

※この試算は一定の条件にもとづく概算であり、あくまで参考としてください。

この記事が参考になりましたら、「ここをクリック!」のところをクリック願います。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 15:10Comments(2)TrackBack(0)

2006年08月18日

【号外】自己演出教室ビーンスタークラブのご案内

 こんばんは。家内がダウンしてから、この1ヵ月半の間ずっと夜の仕事を入れていませんでしたが、今晩は、久しぶりにビーンスター(株)主催の「最速」講演力トレーニングの事務局の仕事をしました。講座が始まる前、鶴野さんとコミュニケーション事業の今後について、打合せをしました。

 しばらくはフルに仕事はできませんが、限られた時間の中で、ビーンスター(株)とのタイアップを続けていきます。鶴野さんからはコミュニケーションについて、色々なことを教えて戴きました。私の本職である人事労務の分野でも、コミュニケーションがきちんと取れていれば問題はなくなると言ってもよいでしょう。

 それほど重要なコミュニケーション能力を反復練習で身につける「自己演出教室 ビーンスタークラブ」の第3期プログラムがいよいよ8月30日(水)に始まります。私もできる限り、事務局として参加し、皆様のサポートをしていきたいと思っています。以下、ビーンスター(株)からの案内です。返金保証(第1回に参加して、「合わない」と思われたら、第2回までにお知らせ戴くと参加費の全額を返金する)もありますので、参加を検討して戴ければ幸いです。


「表現力」、「発想力」、「提案力」という3つの
コミュニケーション(プレゼンテーション)能力を、
反復練習で鍛える教室


自己演出教室: ビーンスタークラブ

いよいよ8/30(水)新プログラムスタート!

もしも、あなたが・・・
 ・ 分かりやすく話せるようになりたい
 ・ アガリ症を克服したい
 ・ 人前で落ち着いてきちんと話したい
 ・ 堂々と、印象に残る話ができるようになりたい

なら、この自己演出教室「ビーンスタークラブ」をオススメします。
このプログラムは、反復練習によって、あなたの「伝える力」を伸ばします。

ビーンスタークラブは、忙しい方のために、
短期間で効果的・効率的に自己演出/伝える力を高める
ワークショップです。

ワークショップの主なトレーニングは、反復練習です。

あなたの課題にあわせて、

 もっと分かりやすく話すにはどうすれば良いか、
 もっと自分をしっかり伝えるにはどうすれば良いか、
 自分にはどんな良いところがあり、それをどう伸ばすべきか
 自分の弱点をどう克服していけばよいか

をトレーニングの相手に伝え、フィードバックを受けて、考えながらトライしていけるようになっています。

参加者の視点ではどうかと言いますと、

上に挙げた思いを持って参加された方の過半数が、6回プログラムの最終回で、「このプログラムに参加してたいへん良かった」と答えています。

直近のアンケート調査では、満足度が5点満点中4.62でした。
あなたも3ヵ月を効果的に活用して、コミュニケーション力・プレゼン力を高めてみませんか? 

詳細はここをクリックしてみて下さい ⇒ http://www.beanstar.net/event/bc/

人前で話をする力を短期間で飛躍的に高めたい人のための『最速』講演力トレーニングも9/4(月) いよいよ第3期スタート!
http://www.beanstar.net/event/bc/koen.html



下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 23:18Comments(0)TrackBack(1)

抑うつ度高い男性会社員ほど受診しないという調査結果

 おはようございます。今日は、晴れて暑くなりそうです。久しぶりにネクタイをはずしてクールビズで仕事をしています。午前中は個人事務所でデスクワークをし、午後は勤務していた会社で仕事をする予定です。

 先程、8月3日のヒューマンキャピタル2006での講演「なぜチーム目標は達成できないのか?〜現場でできる目標ベースのチームマネジメント〜」のアンケートのコピーが届きました。私がご提案した内容について、殆どの方に賛同を戴けたようで、ほっとしました。また次に向けて、内容を具体的に掘り下げていきたいと思っています。

 さて、昨日のasahi comにうつ病に関する興味深い記事が掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。

抑うつ度高い男性会社員ほど受診に消極的 600人調査(8月17日 asahi com)

 うつ症状が強い男性会社員は医療機関を受診せず1人で解決しようとする傾向が強い――。そんな調査結果が、このほど開かれた日本うつ病学会で発表された。うつ病の男性会社員は中高年を中心に受診したがらない傾向があると指摘されてきたが、データで裏付けられた。

 富山県高岡市の矢後病院の臨床心理士、山藤奈穂子さんらが、04〜05年に同県内の10〜60代の会社員約600人を対象にアンケートした。自己評価式の抑うつ度テストを実施し、「(不眠ややる気の喪失など)うつ症状が2週間以上続いた場合」の対応法についての回答を、うつ症状を強く感じている「高うつ群男性」「高うつ群女性」と、「健常群男女」に分類した。

 「精神科を受診する」と答えたのは健常群の14%に対し、高うつ群男性は9%。「知人・家族に相談する」高うつ群男性は6%で、高うつ群女性(46%)や健常群(29%)に比べ極端に低い。一方で「自分で解決しようとする」高うつ群男性は69%に上り、高うつ群女性(25%)、健常群(32%)よりずっと高かった。

 また高うつ群男性の53%が「今うつ気分・うつ症状を感じている」と回答。「ここ2年間ずっとうつ気分がある」と答えた人も47%いたが、実際に精神科受診歴のある人は6%だけだった。

 高うつ群男性が精神科を受診しない理由では、「一時的にストレスがたまっているだけ」(68%)、「病院に行っても治るとは思えない」(36%)、「我慢するべきことだ」(27%)などが多かった。

 厚生労働省の研究班の疫学調査では、うつ病患者の4分の3が受診していないことがわかっており、「受診しないうつ病患者」への対策が急務といわれる。山藤さんは「『受診しないうつ』は隠れたうつとなって、自殺率の増加につながっている。企業が受診しやすい環境をつくるのが重要だ」と話している。 (了)


 何となく納得できる調査結果ですね。「企業が受診しやすい環境をつくるのが重要だ」と私も同意します。精神科を受診することがハードルにならない、心の不調が体の不調と同じように扱われる社会になればと思います。

 企業内でも、啓蒙活動に努める必要があると思います。また、職場に問題があるケースばかりではないと思いますが、「こころの健康づくり対策」などを定めて、快適な職場環境を整えることが必要だろうと思います。

 国も自殺予防の対策に乗り出してきていますし、官民一体となって、平和で健康的な世の中になることを祈りつつ、その中で自分が何ができるかを問いかけています。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 11:53Comments(2)TrackBack(0)

2006年08月17日

外国人実習生を低賃金で酷使

 こんにちは。今日も、午前中はクライアントと打ち合わせ、午後は勤務していた会社で仕事をすることになっています。人事の仕事は、生きた「ヒト」が絡みますので、法律で簡単に片付けられるものではなく、とても悩ましいものが多いです。日々格闘していますが、それだけにやりがいがあります。

 さて、今朝の朝日新聞の1面に、外国人実習生に対する雇用主の不正についての話が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

外国人実習生、低賃金で酷使 雇用側の不正増加 (8月17日 asahi com)

 日本の技術を学ぶ目的の外国人研修生や技能実習生に対する雇用主側の不正行為が、各地で増えている。法務省によると、不正行為の認定数は05年が180件だが、今年は7月末現在で125件と昨年を上回る勢いだ。実習生を最低賃金以下で残業させるケースや申請外の企業で研修させる例が多い。低賃金に抗議して実習生が労働基準監督署に立てこもる騒動まで起きている。政府で検討が進む外国人労働者制度見直しの動きに影響を与えそうだ。

 同省では、02年ごろから、研修・実習生に対して申請外の企業・職場で働かせる「名義貸し」や、実習生に残業代時給300円程度の最低賃金以下で働かせる「違法雇用」など雇用主側の不正行為が顕在化してきたとみている。同省の不正認定件数は、03年が92件、04年が210件、05年が180件、06年(7月末現在)は125件。入管関係者は「高止まりし、減少に転じる状況にない」とみる。

 実習生が労基署に駆け込むケースも相次いでいる。

 茨城県は、05年度に農業分野での実習生移行を申請した全国約2800人のうち、約1200人と最多だ。労基署には、昨年末から今月16日までに、実習生計9件28人が「違法雇用」を訴えてきた。1月には、最低賃金との差額分を支払うよう求める実習生9人と農家が労基署で対立。「払ってくれるまで帰らない」と主張する実習生が労基署に約6時間居座る騒ぎになった。労基署の調べでは、残業代が時給350円で、同県の最低賃金の651円を大きく割り込んでいた。

 研修制度は当初、海外に進出した企業などが対象だった。90年には海外に接点のない中小企業が研修生を1年間受け入れられるように改正。93年には、研修後に研修先と雇用契約を結び、残業もできる技能実習制度を新設し、現在では最長2年の技能実習ができるようになった。

 その結果、研修生の新規入国者数は90年の3万7566人から、05年は8万3319人と急増。実習生への移行者も93年の160人から、05年は3万2394人に激増した。特に00年代に入り、中国人を中心に急激な伸びを示している。

 雇用主側の不正行為が増加する背景には、デフレ経済や、海外との競争で人件費の圧縮が急務だった繊維や農業などでの受け入れ数が増えていることがある。

 同省の「今後の外国人の受け入れに関するプロジェクトチーム」は5月、中間まとめに研修・技能実習制度を改編し、一定要件を満たせば労働者として受け入れる案を盛り込んだ。日本経団連も、実習期間の延長や対象職種拡大など、政府に規制緩和を求めている。(了)


 朝日の1面は、最近、偽装請負など労働問題を取り上げることが多いのですが、今朝もこのような意外な話題でした。正直に言って、こんな問題が起きているとは思いませんでした。外国人には労働基準法やその他の労働法規が適用されないと思っている雇用主が多いのでしょうか?外国人差別の一例であり、とても残念に思います。世の中、不正が横行しており、それを目にするたびに、いやな気持ちになってしまいます。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 15:17Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月16日

インターンシップ実施企業が拡大

 こんにちは。今日は、午前中はクライアントと打ち合わせ、午後は勤務していた会社で仕事をすることになっています。あちこちで難しい問題にぶつかっています。人事の仕事は奥が深いです。また、今日のお昼に、ようやく株式会社田代コンサルティングの銀行口座を開設しました。9月1日からの営業開始まで時間が少なくなってきました。来週あたりから本腰を入れないといけないですね。

 さて、今朝の日経新聞に、インターンシップの話が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

インターンシップ実施企業が拡大、今夏40%増に (8月16日/日本経済新聞 朝刊)

 大学生向けにインターンシップ(就業体験)を実施する企業が増えている。就職情報サイト運営会社によると、今年の夏休み期間中に実施する企業数は昨夏に比べ約40%増加した。景気拡大に伴い産業界では人材の獲得競争が激化している。インターンシップで学生に自社の魅力を訴え、採用活動を有利に進める狙いがある。

 ローソンは今月1日から初めてインターンシップを実施。12日間の日程で10人の学生を受け入れた。高級おにぎりシリーズ「おにぎり屋」の商品企画をテーマに、工場見学や市場調査、新商品のプレゼンテーションを実施。学生の意見を商品開発に取り入れる。(了)

 インターンシップの受け入れは、企業にとっては負担になることが多く、これまでは後ろ向きの企業が多かったのではないでしょうか?今後は、良質の人材確保のため、インターンシップの受け入れ企業はさらに増えていくことものと思います。学生にとっても、就職する前に就業体験ができるので、とても良い機会になるのではないかと思います。

 夏休みの一時期だけでなく、ある程度シーズンを通して、受け入れてもらうと尚よいのではないでしょうか?雇用のミスマッチを防ぐ一つの手段としても期待できると思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 15:41Comments(6)TrackBack(0)

2006年08月15日

介護休業の取得率はわずか0.04%

 こんばんは。今日も自宅で過ごしました。家内の通院に付き添いましたが、お盆にもかかわらず、大学病院は大勢の患者で混んでいました。病気にお盆休みなどありませんので、考えてみれば当然ですが、少々疲れました。

 さて、今朝の日経新聞に介護休業の取得率についての記事がありましたので、ご紹介したいと思います。

介護休業の取得率0.04%、制度は広がる・厚労省(8月15日 NIKKEI NET)

 正社員など常用労働者のうち、過去1年間で介護休業を取った人の割合は0.04%にとどまることが厚生労働省の調査で分かった。前回調査(2002年度、0.05%)と比べ微減。一方、介護休業の規定を設けている従業員30人以上の事業所は81.4%で前回調査より8.2ポイント増えた。制度は広がってきたが「休むと職場の同僚に迷惑をかける」などと取得をためらう人が多いようだ。

 厚労省が「2005年度女性雇用管理基本調査」として05年10月時点、従業員5人以上の1万25事業所を対象に調べた。

 取得可能な日数などを定めた規定を設けている事業所は全体で55.6%(前回調査では55.3%)。勤め先に規定がなくても介護休業は取れるが「規定をみてから介護休業制度を知り、取得する人が多い」(雇用均等・児童家庭局)ため、厚労省では規定を持たない企業に対し積極的に設定を促す方針だ。

 介護休業を取った人の割合が最も高いのは不動産業の0.32%。建設業や情報通信業、卸・小売業などが続く。逆に金融・保険業や飲食店・宿泊業などは低かった。(了)


 当ブログの8月10日付記事で紹介しましたが、男性の育児休業取得率は0.5%ですので、介護休業の取得率はこれに比べてもはるかに少ない割合となっています。私が勤務していた会社でも介護休業は法律が制定される前から、最大1年間取得できる制度を導入しています。

 しかし、介護休業を取得した人はいないのが実態です。他の企業の人事部の方に聞いても、介護休業の取得率は極めて低いようです。介護休業とは別に、年間5日程度の介護休暇制度を(子の看護休暇とも別に)設けて、取得しやすくしようとする企業もあるようです。

 今後、更に高齢化が進んでいきますので、老親に対する介護休業の重要性は増してくると思います。雇用保険の介護休業給付などもありますが、国としての支援策が更に必要となる時代がすぐそこにきているように思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 18:43Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月14日

パロマさらに2工場でパート解雇へ

 こんにちは。今日・明日とお盆休みとしました。少々疲れ気味であることと、本調子でない家内に代わり家事をしようと考え、自宅にいることにしました。

 それにしても、今朝の停電にはびっくりしました。先日も落雷のため停電があったのですが、今朝は20分近く停電していたと思います。最初はブレーカーが落ちたのかと思って点検したら、ブレーカーは大丈夫でした。ベランダから外を見たら、近くの交差点の信号が消えていたので、これは停電だとわかりました。

 自宅のある横浜市青葉区は比較的早く復旧したようですが、東京や千葉のほうはかなり復旧が遅れていたようです。いつも利用している東急田園都市線も停まっていたということですので、今日は自宅にいて正解だったかもしれません。原因は、クレーンを積んだ船が送電線を切断したことと言われていますが、そんなことでこれほど大規模な停電になるとは驚きです。電力会社の危機管理はしっかり出来ているのでしょうか?

 危機管理といえば、パロマ工業の湯沸かし器の事故の対応は、全くなってしませんでした。同社のお粗末な対応のせいで、国内の工場の人員削減が実施されることになってしまいました。まずは、パートから解雇ということになりますが、私の実家のすぐそばの福岡県直方工場でも55人のパートが解雇される模様です。物心ついた子供の頃からパロマの工場を見ていますので、本当に残念です。過疎の町で、産業もない地域で、この55人のパートの方々の今後が心配です。

パロマさらに2工場でパート解雇へ(8月14日 NIKKEI NET)

 ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒(CO)事故が相次いだ問題で、パロマ(名古屋市)とパロマ工業(同)は14日、新たに北海道と福岡県の工場で、パート従業員を解雇する方針を明らかにした。10日から11日にかけて同社総務部から各工場長へ通知した。パロマはすでに4工場での人員削減を決定しており、人員削減の対象は計6工場になった。

 新たな対象としたのは、パロマ工業北海道工場(北海道登別市)のパート54人と、パロマ工業直方工場(福岡県直方市)の55人。具体的な削減人数と時期は未定という。北海道工場は一般家庭用の炊飯器や小型瞬間湯沸かし器などを製造。直方工場では各工場に供給する部品を製造している。

 同社の工場で働くパート従業員は計300人。名古屋市や岐阜県、三重県などの計4カ所の工場で、計100人のパート従業員を解雇することをすでに決定している。(了)


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 16:00Comments(2)TrackBack(0)

2006年08月13日

トヨタ系企業が労災隠し

 おはようございます。昨日は、予報の通り、横浜市青葉区も激しい雷雨となりました。ちょうど散髪に行っていたのですが、終わって外に出たら、雷と雨がひどくなっていました。稲妻と雷鳴の中、何とか自宅にたどり着きました。今日も午後、雷雨の予報が出ていますので、外出しないようにしたいと思います。

 さて、最近、朝日新聞では偽装請負の記事が続いていますが、今朝も1面に偽装請負と労災隠しの問題が出ていました。

トヨタ系企業が労災隠し 偽装請負が背景に(8月13日 asahi com)

 トヨタ自動車グループの部品メーカー「トヨタ車体精工」(TSK、本社・愛知県高浜市)の高浜工場で今年3月、請負労働者が全治4週間のけがをしたのに、TSKも請負会社も労働安全衛生法で義務づけられている労災の報告をしていなかったことがわかった。この工場では、TSKが請負労働者に直接指揮命令する「偽装請負」が行われていた。メーカーと請負会社の間で安全責任の所在があいまいになっていたことが「労災隠し」につながった形だ。

 刈谷労働基準監督署は同法違反の疑いがあるとして捜査に乗り出した。

 けがをしたのは、請負会社「大起」(同県岡崎市)の契約社員の男性(21)。男性は乗用車用シートの組み立て作業中、金属製のパイプが右手に落ち、親指を骨折。病院で全治4週間の診断を受けた。事故後の調査にはTSKの工場幹部も立ち会い、男性に当面、清掃作業をするよう指示。男性は翌日、左手を使って掃除したが、痛みが増したため、その後1週間ほど仕事を休んだ。

 労働安全衛生法などは、労災で4日以上休業した場合は労基署にすみやかに報告するよう義務づけている。違反すると50万円以下の罰金。偽装請負の場合、労働者派遣と同じ扱いになり、請負会社と発注元企業の双方に報告義務があるが、TSKも大起も7月に朝日新聞から指摘されるまで報告していなかった。

 大起は労災保険による休業補償の手続きをする代わりに、「出勤扱い」にして男性に給料を支払っていた。同社の担当者は「出勤扱いはTSKの幹部の了承を得ていた」といい、結果的に両社が労災の発覚を免れようとしていた。

 TSKの役員は「現場に休業災害にしたくないという気持ちがなかったといえばうそになる。大起と一緒に労災隠しに加担したといわれても仕方ない」と説明。愛知労働局から指導を受け、8月に請負契約を派遣に切り替え、偽装請負を解消したという。

 一方、大起の担当者は「日頃こうしたことはTSKに相談していた。労災の報告義務のことを知らなかった」と知識不足を認めた。(了)


 労働基準監督署に、労災の報告をすると、偽装請負の実態が明らかになってしまうことから、労災隠しをせざるをえないのですね。トヨタといえども、グループ会社のこのような問題にまでは、目が届かなかったのでしょうか?大手電機メーカーでも、同様の事件を起こしているようであり、まだまだ氷山の一角なのでしょう。今後の展開を見守りたいと思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック





  
Posted by etashiro1 at 08:42Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月12日

労働者派遣、社労士業も容認へ

 こんにちは。今日は朝から蒸し暑いです。午後から雷雨となる予報ですが、その通りとなりそうな雲行きです。一雨欲しいところです。

 さて、今朝の日経新聞に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

労働者派遣、税理士など容認・政府方針(8月12日 NIKKEI NET)

 政府は11日、税理士、司法書士、社会保険労務士の3業種について、労働者派遣を認める方針を決めた。司法書士は登記・供託業務のみに限定して解禁する。ただ弁護士については法務省などの反発が強く、結論を先送りした。9月に開く構造改革特区推進本部(本部長・小泉純一郎首相)で正式決定し、今年度中に全国で実施する。

 いわゆる「士業」の労働者派遣はこれまで「業務の専門性を守る必要がある」などの理由で認められていなかった。政府の構造改革特区有識者会議(座長・八代尚宏国際基督教大教授)などで検討した結果、民間のニーズが高く、派遣を解禁しても問題ないとの結論に至った。(了)

 企業の人事部としては、社会保険労務士の派遣が認められることは歓迎だと思います。一方、社会保険労務士の立場としては、社会保険労務士の業務は時間当たりの料金に置き換えられないし、あえて置き換えるなら相当に高い料金にならざるをえないと思いますので、なぜ労働者派遣の対象となるのか疑問に感じます。

 解禁となれば、派遣会社が社労士を多く登録させて、安い料金で企業に派遣する動きが出てくるのではないでしょうか?社会保険労務士業のマーケットが崩れるかもしれません。さらに専門性と独自性を打ち立てて、自分の価値を高めていく必要がありそうです。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 12:21Comments(1)TrackBack(1)

2006年08月11日

昨年の採用者と離職者がともに過去最多

 おはようございます。今日あたりからお盆休みの会社もあるのでしょうか?いつもより電車がすいていました。今日は新会社の登記完了の確認の日です。順調なら午前中に登記簿謄本が手に入る予定です。これから、9月1日の事務所開き(とっても机一つだけの超狭いスペースですが)に向けて、準備を始めようと思います。昨日、勤務していた会社の皆さんから新会社設立の宴会をしようとありがたいお話を戴きました。本当にうれしく思いました。

 さて、昨日の読売新聞に興味深い記事がでていましたので、ご紹介したいと思います。

昨年の採用者と離職者、ともに700万人超で過去最多(8月10日 読売新聞)

 昨年1年間に新規採用や転職などで就職した「入職者」と、仕事を辞めた「離職者」が、それぞれ前年より70万人以上増え、ともに700万人を超えて過去最多となったことが10日、厚生労働省の雇用動向調査でわかった。

 厚労省は「景気回復で採用が伸びた一方、就業期間が短いパート労働者が増加して、労働力の移動が活発になった」と分析している。

 調査は従業員5人以上の1万3809事業所を対象に行い、回答率は77%。それによると、入職者は75万人増の748万人、離職者も71万人増の756万人だった。とくにパート労働者は、入職者が53万人、離職者が49万人増えている。(了)

 確かに、数字上はパートタイム労働者の動向が大きいように思いますが、正社員の若年層の動きも数字を押し上げているものと思います。また、派遣から直接雇用への切り替えの動きもどんどん増えてきていると思います。

 やはり気になるのは、若年層の早期離職の問題です。大卒は3年以内に3割以上が離職すると言われています。雑誌の企業訪問の取材他様々な場で、企業の人事担当者と意見交換をしていますが、「以前は殆どなかった入社後1、2年での離職が増えています」という声をよく耳にします。

 厚生労働省が指摘するパートタイム労働者の動向だけでなく、若年層の動向にも注目する必要がありそうです。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 08:41Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月10日

男性の育児休業取得率はわずか0.5%

 おはようございます。今朝は台風一過の晴天です。朝からかなり暑いのですが、空気が澄んでいて、気持ちがいいです。私には、明確な夏休みはありませんが、明日から15日までは、アポを取らず、ゆっくりしようと思います。

 さて、今朝の日経産業新聞に男性の育児休業についての記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

男性の育児休業取得率0.5%、中小の導入遅れる・厚労省調べ (8月10日 日経産業新聞)

 出産した妻を持つ男性のなかで、育児休業を取った人の比率が2005年度に0.50%にとどまったことが厚生労働省の「女性雇用管理基本調査」で分かった。前年度の0.56%を下回り、政府が当面の目標としている10%には遠く及ばない状況だ。育児休業制度を導入している事業所の割合は前年度比微増の61.6%。大企業に比べると、中小企業での普及が遅れている。

 05年度の女性の育休取得率は前年度より1.7ポイント上昇して72.3%となった。育休後に復職した女性の比率は89.0%で、前年度を0.3ポイント上回った。男性の復職率は94.9%で、前年度の100.0%を下回った。(了)


 男性の育児休業については、性別に関係なく本当にそうせざるをえない労働者が、容易に取得できる世の中になって欲しいので、基本的に賛成ですが、いきなり10%などという(あまり根拠のない)数値目標を掲げるのはどうでしょうか?

 それよりもまず、お父さんが夕食の時間に帰ることができるように、長時間労働の問題に取り組むべきだと思います。都会の場合、通勤に1時間以上かかるケースが多いので、毎日は無理でも、週に2、3回は夕食をともにすることができればよいと思います。

 現在、多くの企業では人手不足の状況となっていますので、難しいかもしれませんが、今こそ業務の効率化を徹底し、「早帰り運動」を実行して欲しいと思います。家庭あっての仕事ですよ。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 08:43Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月09日

国家公務員の新しい育児短時間勤務制度

 おはようございます。今朝も雨が激しく降っています。台風が進路を変えてこちらに向かっているようです。今日は、特に予定はなく、仕事を終えたらすぐに帰宅しようと思います。

 昨晩は、(株)ライフバランスマネジメントさんの依頼で、(株)シーエーシーさんの人事担当者の方にメンタルヘルス対策のインタビューをしてきました。この方の社員に対する思いや日々の努力には頭が下がる思いがしました。尚、昨晩の内容は、ライフバランスマネジメントさんのメルマガに2、3回に分けて掲載されますので、宜しければご登録をお願い致します。

登録はこちらから ⇒ http://www.lifebalance.co.jp/melmaga/index.html

 さて、今朝の朝日新聞に、興味深い記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

子育てで半日勤務OKに 国家公務員に新制度(8月9日 asahi com)

 育児と仕事を両立させるため、半日だけの勤務を認め、かわりに新たな職員を補充することを可能にする育児短時間勤務制度が来年度から一般職の国家公務員に導入される見通しとなった。人事院が8日、内閣と国会に対し国家公務員育児休業法の改正を求める意見を提出し、これを受けた改正案の成立が確実なためだ。子育てのための短時間勤務は民間企業でも普及しつつあるが、半日だけの勤務を認める制度は少ない。少子化が進むなか、地方自治体や企業の対応にも影響を与えそうだ。

 小学校就学前の子どもを持つ一般職の国家公務員(約30.1万人)が対象。人事院規則で勤務は、1日4時間(週計20時間)ないし5時間(同25時間)で5日間とも出勤するか、週2日と半日(同20時間)ないし週3日(同24時間)出勤するかの計4パターンを想定。給与は勤務時間に応じて支給する。

 また、制度を利用した職員にかわり、任期付きで短時間の勤務職員を雇えるようにする。同じ職場の経験があるOBのほか、一般にも募集し、非常勤職員として採用。同じ職場で複数の常勤職員が短時間勤務をとる場合には、そのポストを他の職員が「併任」することで勤務時間を補う人事異動も可能にする。

 これまで国家公務員の子育てのための短時間勤務形態としては、3歳未満の子どもを持つ親が託児施設に送り迎えするなど1日2時間だけ職場から離れられる「部分休業制度」があった。しかし職員の補充がないため、仕事のカバーは同僚が手伝うケースが多く、「周囲に迷惑をかけ、とりづらい」との声が上がっていた。04年度に部分休業を利用した国家公務員は出産した女性職員の1割程度にすぎない。

 02年施行の改正育児介護休業法では、3歳未満の子どもを持つ親を対象に勤務時間短縮やフレックスタイム導入などを講じることを義務づけている。

 しかし、人事院が従業員100人規模の企業4602社を対象に実施した調査では、昨年10月1日時点で、何らかの短時間勤務制度を導入している企業は43.4%。このうち、フルタイムの2分の1未満の勤務時間まで短くできる企業は4.2%。2分の1以上4分の3未満の時間にできるのは24.6%にとどまる。

 意見の提出を受け、総務省は関連省庁との調整を行い、今年度中の法改正をめざす。また地方公務員育児休業法も同様の改正をするかどうか検討する方針だ。(了)


 私が勤務していた会社では、1歳未満の子供をもつ親は2時間(有給)、1歳以上3歳未満の子供を持つ親は1時間(無給)の勤務時間短縮制度を導入しています。この制度、特に1歳未満の2時間の勤務時間短縮制度の利用者は多いです。

 今回国家公務員に導入されようとしている制度は、1日1時間とか2時間というレベルではなく、半日勤務可能ですので、相当なインパクトがあると思います。いずれは、育児介護休業法が改正されて、民間企業も同じ制度の導入が義務付けられることになるかもしれません。注目していきたいと思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 08:19Comments(0)TrackBack(0)

2006年08月08日

2006年度労働経済白書が公表されました。

 こんにちは。今朝は激しい雨が降っていましたが、昼間は小康状態になっています。気温が少し下がったようで、ほっとしています。今日は、約1ヶ月ぶりに夜の仕事(某IT企業のメンタルヘルス担当者との対談)があります。徐々に通常に戻りつつあります。

 さて、本日厚生労働省から労働経済白書が公表されました。NIKKEI NETでもその概要を伝えています。
平成18年度労働経済白書 ⇒ http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/06-2/index.html

若者の非正規雇用が急増・06年版労働経済白書(8月8日 NIKKEI NET)

 厚生労働省は8日、2006年版労働経済の分析(労働経済白書)を公表した。景気回復で雇用情勢は改善しているが、パート、アルバイトや派遣など非正規雇用の比率が20歳代で高まり、「将来の所得格差が広がる可能性がある」などと懸念を表明。婚姻率の低下や少子化にも影響があるとみており、正社員への移行や職業能力訓練の機会を増やし、「格差の固定化を招かない」ことが重要と指摘した。

 企業などに勤める雇用者のうち、非正規雇用の割合は20―24歳で最も高く、最新調査(2002年)では31.8%と前回(1997年)よりほぼ倍増した。白書は「収入の低い労働者の割合が増え、若年層で収入格差の拡大の動きが見られる」と分析した。

 34歳以下の男性の場合、正規雇用者で結婚している人は39.9%だったのに対し、非正規雇用者では13.5%にすぎない。収入の低さと不安定な雇用が結婚をためらわせ、少子化の一因となっていることをうかがわせた。(了)


 非正規雇用者の割合は2002年あたりがピークで、現在はもう少し減ってきているのではないでしょうか?いずれにしても若年層の収入格差が広がっていることに懸念をおぼえます。

 最後のパラグラフにあるように、34歳以下の男性の非正規雇用者で結婚している人が13.5%にすぎないという結果には驚きました。指摘の通り、数字の上では、結婚しない(できない?)男の増加が少子化の一因となっているように感じます。

 正社員(正規雇用者)化の流れはしばらく続くでしょうから、今後はこの数字が改善されていくことと思います。ただ、既婚率があがっても将来に明るい希望が持てないと、子供を持とうという気持ちになれず、少子化の流れを食い止めることは難しいかもしれません。国(次期総理)がきちんとした将来のヴィジョンを示すべきだろうと思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 16:20Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月07日

妊娠中の社員支援制度について

 こんばんは。今日は、午前中家内の通院に付き添い、午後からクライアント先での打合せに出向きました。午後の東京都港区はとても暑くて、半袖のワイシャツだけでも汗が吹き出ました。明日は、雨が降り、気温も30度以下となる予報です。一息つけそうです。

 さて、先週の新聞各紙で、妊娠中の社員の支援に乗り出した企業の記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

野村総研やトヨタ、妊娠中から「子育て支援」(8月4日 日経新聞夕刊)

 野村総合研究所やトヨタ自動車など主要企業が、妊娠中の社員支援に乗り出した。短時間勤務や長期休業制度の新設で、仕事や通勤時の負担軽減に配慮する。出産後の子育て支援策は各企業で強化されているが、妊娠期への拡充で企業の少子化対策は新たな段階に入った。働く女性の多くが出産前後に退職している現実もあり、優秀な人材確保にもつながりそうだ。

 野村総研は4月から妊娠した社員向けに、最短6時間働けばいい短時間勤務制度を導入。妊娠を経験した社員からの「通常の仕事量やラッシュ時の通勤で体を守れるか不安」との声に対応した。同社では出産した女性社員の大半が育児休業を取得しているが、体調不良などで妊娠中に退社する女性も多かった。新制度で人材流出防止を狙う。(了)

日本ユニシス、育児・養育支援制度を拡充(8月3日 日経産業新聞)

 日本ユニシスは2日、短時間勤務の大幅延長をはじめとする育児・養育支援制度を大幅に拡充すると発表した。グループ各社で9月1日から実施する。

 育児や養育のため、短縮時間が1日2時間という短時間勤務は従来が3歳児までの適用だったが、子供が高校を卒業するまでに改め、包括的に子育てを支援する仕組みを整えた。

 出産前後の休職期間も従来の6カ月から9カ月に延長。育児休職期間もこれまでは1歳6カ月までだったが、2歳まで取得可能にした。(了)


 妊娠中の社員の短時間勤務制度は、私が勤務していた会社でも数年前に導入しました。労働組合からの要求でしたが、都会は特に通勤が大変なので、この要求は当然だろうと受け入れることにし、労使協定を結びました。野村総研と同じ理由です。

 ただ、制度が導入されても、形だけであってはダメで、本当に必要としている人が取得しやすい社内の雰囲気づくりが必要だと思います。ハードは優れていても、ソフトが追いついていない会社が多いのではないでしょうか?

 産労総合研究所「労務事情」で、「元・人事労務屋の企業訪問」という連載記事を書かせて戴いています。毎月、色んな会社を訪問しています。そういった機会を通じて、育児支援のソフト面で優れた事例などを紹介できればと思っています。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 21:46Comments(4)TrackBack(0)

2006年08月06日

「心の病」を理由にした休業者が上場企業の7割超に

 こんばんは。今日も横浜地方もとても暑い1日でした。朝晩の涼しい時間帯に活動し、昼間の暑い時間帯は自宅にいました。甲子園の高校野球(大学時代、近くに下宿していたのでよく見に行きました)も始まりました。蝉の泣き声も大きくなってきました。

 さて、先日、社会経済生産性本部からメンタルヘルスに関するアンケート調査の結果が公表されましたので、ご紹介したいと思います。

「心の病」を理由にした休業者、上場企業の7割超に(8月4日 日経産業新聞)

 「心の病」を理由に1カ月以上休業している人がいる上場企業が、全体の74.8%にのぼることが社会経済生産性本部(東京・渋谷)の調査でわかった。2004年に行った前回調査よりも8.0ポイント増えた。

 社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所は「個人で仕事をする場面が増えており、職場内のコミュニケーションが少なくなっていることが影響している」と分析している。この調査は02年、04年に続いて3回目。全国の上場企業2150社を対象に今年4月に行い、218社から回答を得た。

*)参考 社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所「メンタルヘルスの取り組み」に関するアンケート調査結果
http://www.js-mental.org/images/03/20060728.pdf

 調査結果では、「心の病」の増加傾向を抑えていくためには、職場の横のつながりを取り戻すことが喫緊の課題であると結んでいます。

 先日の講演では、「現場でできる目標ベースのチームマネジメント」ということで、チームコミュニケーションの重要性にも触れさせて戴きました。私が提案している目標ベースのチームマネジメントは、目標管理を通じてマネジメントを革新していくだけでなく、メンタルヘルスにも効果があると思っています。

 今週は、ライフバランスマネジメント社の仕事で、ある企業のメンタルヘルス担当者のインタビューが予定されています。今後もメンタルヘルスの問題にも取り組んでいきたいと思います。チームでの協働をベースにした「目標ベースのチームマネジメント」と「メンタルヘルス対策」の融合をはかり、独自の「田代式『職場活性化プログラム』」を考えてみたいと思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 22:07Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月05日

北米トヨタ、セクハラ訴訟が和解

 こんばんは。今日は横浜地方も暑い1日でした。ようやく夏本番というところでしょうか?家内のこともありますし、今年はあまり無理をしないでおこうと思います。新会社「(株)田代コンサルティング」としての本格的な活動は9月に入ってからにしようと思っています。

 さて、今日の朝日の夕刊に、当ブログでも取り上げた北米トヨタセクハラ訴訟が和解したと出ていましたので、ご紹介したいと思います。

北米トヨタセクハラ訴訟 前社長側と秘書が和解(8月5日 asahi com)

 北米トヨタの社長秘書だった日本人女性社員(42)が、大高英昭・前社長(65)からセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたとして、大高氏と同社、親会社のトヨタ自動車を相手取って計1億9000万ドル(約217億円)の損害賠償を求めてニューヨーク州地裁に起こしていた訴訟で4日、トヨタ側が一定額を支払うことで和解した。5月の提訴から約3カ月での決着となった。

 トヨタが同日、和解に達したことを発表したが、和解金額を含む内容は明らかにしていない。内容を非公表とすることを条件に合意したと説明し、発表文では「すべての当事者が公正で相互に満足のいく内容で合意できたことに喜んでいる」とする原告、被告双方の共同声明を紹介。病気療養を理由に休職していた原告の社員が近く依願退職することも決まった。

 日本のトヨタ本社の首脳は「北米の自動車販売には影響は出ていないが、訴訟が長引くことによるブランドイメージ悪化などの今後のリスクを回避するため、早期に決着をつけた」と話している。トヨタはこのほか、車のリコール問題など不祥事が続いていた。

 提訴直後、トヨタは大高氏の社長退任など実質的な更迭人事を決定。大高氏は「裁判で嫌疑を晴らせると期待している」との声明を出し、争う姿勢を示していた。

 訴状では、この社員は秘書時代の05年秋、前社長と同行した出張先のホテルやニューヨーク市内の公園で体をつかまれるなどのセクハラ行為を受けたと主張。幹部に相談しても前社長と本人同士での話し合いを促されるなど会社として不適切な対応をした、としていた。請求額の大半の1億5000万ドルは、トヨタの企業規模や社会的な影響力を勘案した懲罰的な賠償額と位置づけていた。(了) 

 和解内容が明らかにされていませんが、原告も満足しているということですから相当な額での和解だろうと推測されます。さすがはトヨタ、早期に和解にもっていきましたね。

 先の国会で成立した「改正男女雇用機会均等法」(2007年4月1日施行)では、事業主に対して、セクハラ防止対策(男性へのセクハラを含む)を講じることを義務付けるとしています。現行法では、配慮義務であったのが、義務化された訳です。

 私が勤務していた会社でも、セクハラ防止対策は確立していますが、今一度ハラスメント(パワハラ、セクハラ)の研修を企画すべく検討しています。まずは、一人ひとりが、「他人の嫌がることをしない」という基本的なところに立ち戻り、職場のコミュニケーションを良好に保つようにお願いしたいと思っています。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 21:31Comments(1)TrackBack(0)

2006年08月04日

ヒューマンキャピタル2006満員御礼

 おはようございます。昨日14時から、企業の人材/組織戦略のための専門イベント「ヒューマンキャピタル2006」(日経BP社主催、東京国際フォーラム)で講演(演題:なぜチーム目標が達成できないのか?〜現場でできる目標ベースのチームマネジメント〜)をしてきました。

 定員80名のところ、120名の方にお越し戴きました。暑い中、またお忙しい中、わざわざ足を運んで下さった方々に心より感謝を申し上げたいと思います。先月家内が倒れて、入院し、退院の目処が立たない頃には、キャンセルもやむなしと思っていました。そういった追い詰められていた状況でしたので、感慨深いものがありました。

 内容的には、基本的な話にしましたので、先進的で高度な話(?)を期待されていた方には物足りなかったかもしれません。今回の話の中心は、「チームコミュニケーションを重視し、日々の業務と目標を連動させていく目標管理」の実行と継続ということでした。アンケートを見ると、皆さんに支持して戴いたようで、ホッとしました。

 講演の前後、会場で多くの友人に出会い、励ましの言葉を戴きました。本当にありがたいことです。私自身も皆さんに笑顔で応えることができました。こういうふうに笑ったのはいつ以来だろうかと思いました。しばらくは、様子を見ながらの活動になりますが、完全復活を目指して少しずつ頑張っていこうと思います。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック






  
Posted by etashiro1 at 08:47Comments(2)TrackBack(1)

2006年08月02日

経過報告

 こんにちは。悪夢のような7月が終わり、8月となりました。先週土曜日に家内が退院し、自宅に戻りました。かなりよくなってきましたので、徐々に仕事もできるようになってきました。とはいえ、今月末くらいまでは、様子をみながら、家庭を第一にして生活していきたいと思っています。

 多くの方からお見舞いや励ましのメッセージを頂戴しました。また、ブログにも心温まるコメントを頂戴しております。本当にありがとうございます。私の心の支えとなりました。何かの形で恩返ししたいと思っています。

 明日3日は、企業の人材/組織戦略のための専門イベント「ヒューマンキャピタル2006」(日経BP社主催、東京国際フォーラム)での講演(演題:なぜチーム目標が達成できないのか?〜現場でできる目標ベースのチームマネジメント〜)が予定されています。

 主催者のサイトを見ると、私の講演が満席となっていました。この3週間ずっと落ち込んでいた私を皆さんが応援してくれていると勝手に思い込んで、うれしくなりました。わざわざ足を運んでくださる方々のために精一杯頑張ろうと思っています。

 当ブログの再開は今月中旬を予定していますので、宜しくお願い致します。


下記応援クリックを戴ければ幸いです。
人気ブログランキングの投票となっています。


ここをクリック







  
Posted by etashiro1 at 12:45Comments(3)TrackBack(1)