松下の業績連動賞与
おはようございます。今日は、研修の仕事で、ある地方都市に行く関係で、早起きをしています。本来早起きは得意の私ですが、まだ少し眠いです。今週は、色々と変化に富んだ1週間となりそうです。
さて、昨日の日経新聞に、松下電器産業が業績連動賞与の部門業績額の格差を拡大したという記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。
松下、部門業績で賞与に格差・資格同一で最大100万円 (7月31日 NIKKEI NET)
松下電器産業は事業部門ごとの目標達成を確実にする一環として、全社員を対象に部門の業績によってボーナス支給額に差をつける制度を導入した。2005年度夏季から適用し、部門間の差は通年で1.4カ月分。併せて年功反映分を縮小・廃止しており、総額でみた社員の格差は同一資格で最大3カ月以上、100万円強に達するようだ。部門の責任体制を処遇面でも徹底し、経営改革を急ぐ。
同社は労使で合意した算式に基づき業績連動で支給額を決めており、04年度の年間ボーナスは基準内賃金の4.45カ月で全部門一律だった。各部門が設けた目標の達成度による上乗せ分も最大3万円ほどで、ほとんど差はなかった。(了)
松下のような大企業では、各事業部が一つの会社のようなものでしょうから、部門業績支給額の割合を増やして差をつけるやり方もOKなのかもしれませんが、一般に、部門業績によって賞与に大きく差をつけることは慎重にやったほうが良いように思います。
私が勤務していた会社では、業績連動賞与に部門の業績によって差を設けるしくみは導入していません。以前少し検討したことはありますが、結局導入しませんでした。
よく言われる全体最適と部分最適の調和の問題が起こる可能性があると思います。部門の利益を追求するあまり、会社全体の利益が損なわれるようなことがあってはいけませんし、会社の中で部門間で原資の奪い合いが起こるようなしくみであれば、(敵は外にいるのに、)内向きの競争が始まる恐れがあります。(そこまで大袈裟なものではないかもしれませんが、)社内の一体感がなくなってしまうかもしれません。
部門を越えた人事異動もやりにくくなります。業績の悪い部門には行きたくないでしょうし、モラールダウンが起こる可能性もあります。
会社の置かれた状況や会社の風土にもよりますが、個人的には、松下の以前の制度のように、「各部門が設けた目標の達成度による上乗せ分が最大で3万円」の制度ぐらいが良いのではないかと思います。敢えてこのような制度改定を行った背景には、経営の危機感のようなものがあったのだろうと思います。松下の今後に注目したいと思います。
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Posted by etashiro1 at 05:31│
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みなさん、こんにちは。 このブログでは、「成果主義を改めて考える」と題して、成果
松下、部門業績連動型賞与を導入【HRM-Consul人事・賃金、労務管理のツボをおさえるブログ】at 2005年08月01日 10:01
松下電器の賞与支給額
が最大で100万円の格差になる報道がありました。
やる気とお金の関係は?【もうかる会社の組織とは?人事コンサル屋の叫び!】at 2005年08月01日 15:31
1.社員の希望(日能2004年ビジネスマン意識調査)
あなたは今、転職するならどのような会社を選びますか?
〓 納得できる評価制度がある会社
〓 努力したことを認めてくれる会社
〓 自分が成長できる会社
〓 誇りある目標に挑戦する組織
★ 人事制度に望むもの【◆ 人事コンサルタントのBlog ◆】at 2005年08月01日 23:33
7月31日の日経新聞に松下電器の賞与についての記事が掲載されていました。2005年夏季賞与からいわゆる業績配分賞与を導入したようです。部門間の差は通年で1.4ヶ月分(最大部門5.4ヶ月、最小部門4.0ヶ月)になると報じていました。もともと労使で合意した算式により業績に
松下、部門業績で賞与に格差【SR一筆啓上】at 2005年08月02日 06:12
部分最適と全体最適は難しい問題ですね。
部門目標の設定と、部門目標を測る尺度がポイントなのでしょうね。
こんにちは。かんかんです。
7つの習慣を最近よく読んでいるのですが、
このことが昨日読んだ箇所に書いてありました。
ほんとその通りだと思います。
もしかしたら、日産のクロスファンクショナルチームのような形のほうがいい部分が多いのかもしれませんね。
ぼくは以前あるセミナーで20世紀と21世紀の違いをこういいました。
20世紀は競争の時代、21世紀は協力の時代。
もうすでに21世紀に入って5年経ちますが、
まだ競争の感覚が強い気がします。
でも、みんなで協力して生きていく、
そんな時代がくればいいなって思います。
TBしました。
よろしくお願いいたします!!
ドルフィンダンスさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございます。
ご指摘の通りですね。一時期、真剣に業績連動賞与について研究しましたが、これといって参考になる事例が見つかりませんでした。
結局、部門業績を連動させるスキームは断念しました。これをきっかけに、また色々と研究してみたいと思います。
かんかんさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
(バタバタしていて、今喫茶店のテーブルの上で、キーボードを叩いています。)
私の(或いは、私の勤務していた会社の)人材育成の基本(或いは、キーワード)は、「協働重視」の考え方です。先日のヒューマンキャピタル2005での講演でもこの点を強調しました。かんかんさんと共通するところがあるかもしれないですね。
これをどうやって、現場に定着させていくのかが、今後の課題となります。難しい課題ではありますが、頑張って取り組んでいく所存です。
内海さん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございます。
次回お会いできるのを楽しみにしています。うまいビールが飲みたいですね。
1日遅れですがトラックバックさせていただきます。
部門配分の難しさは肌で感じています。特にスタッフの場合は(笑)
SR一筆啓上さま、おはようございます。
今日も暑くなりそうですね。
湘南はにぎわっているでしょうね。
トラックバック&コメントありがとうございます。ご指摘の通りですね。松下の事例が詳しくわかると参考になるかもしれないですね。