おはようございます。今朝は、赤坂見附のファーストキッチンに来ています。ここは赤坂見附の交差点のそばにあり、大きな窓からは246号線の高架の向こうにプリンスホテルとニューオータニが見えます。食事やセミナーなどでは行ったことがありますが、こういうホテルに泊まれたらなあってぼんやりと考えていました。
さて、昨日の夕刊各紙にデルの日本法人の事件について報道されていましたので、ご紹介したいと思います。
デル社、違法採用で書類送検へ=自社で面接し「派遣」に−神奈川県警(8月11日 時事通信)
パソコン世界最大手の米国メーカーの日本法人デル(川崎市)が店頭販売員を採用する際、自社で面接試験を行った上で人材派遣会社に派遣社員として採用させ、働かせていた疑いのあることが11日、分かった。神奈川県警幸署は12日にも職業安定法違反(無許可職業紹介)容疑で法人としての同社と採用担当だった元男性社員(34)=退職=を書類送検する。
調べによると、元社員は2002年8月、パソコンの店頭販売員として勤務を希望していた男性(30)と本社で面接し、採用を決定。職安法に基づく職業紹介事業の許可がないのに、派遣会社に紹介した疑い。デル側は02年5月から03年12月までの間に175人と同様に面接して派遣会社に紹介していたとみられる。
男性は「デル社員として採用された」と思っていた。しかし、昨年2月に同社に問い合わせた際に派遣社員と知らされたという。男性の申し出を受け、神奈川労働局は無許可で紹介するのをやめるよう、同社に対して行政指導。男性は先月上旬、同署に告訴していた。
デル広報本部の話 職安法の認識不足で派遣会社に紹介したことは事実。現在は是正し、業務内容の説明などは派遣会社に一本化している。(了)
デルの広報部の話では、職安法の認識不足を理由に挙げていますが、職安法を詳しく知らなくても普通のビジネスマンであれば、この行為が違法性に満ちたものであるという判断はできたと思います。この事件の報道で、少なからずデルの信用が低下することは避けられないのではないでしょうか?
私が勤務していた会社では、教育研修改革を検討する際に、「社員に求める共通基礎能力」の一つに「危機回避力」を挙げていました。この危機回避力というのは、要するに「これをやったらヤバイことになる、ひいては会社の危機につながる」ような行為を未然に嗅ぎ取り、回避する能力ということですが、改めてその重要性を感じました。
組織ぐるみの犯罪かどうかわかりませんが、30代前半の採用担当者が「危機回避力」を身につけておれば、或いは防ぐことができたかもしれません。 (採用担当者が職安法を知らないということは考え難いので、確信犯という可能性も大いにありますが。。。)
一方、男性社員(30歳)の「デル社員として採用されたと思っていた」というコメントにも驚かされました。労働基準法を知らなくても、働き始める時点で採用通知書などの文書で、自分の地位の確認を会社側に求めなかったのでしょうか?これも普通のビジネスマンであれば、当然の行為だと思うのですが。。。或いは、デルが言葉巧みに騙していたのでしょうか?
いずれにしても、思考停止状態に陥っている現代日本を象徴するような事件だと思いました。
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