2005年10月06日

「太め」の顔は就職に不利か?

 おはようございます。今朝は、一旦家を出たものの、しばらくたって腕時計をしてないことに気づき、家に戻り、それから走って最寄駅まで行ったものですから、相当汗をかいてしまいました。最近何かを忘れて、外に出てしまうケースが多くなっています。年なのか、疲れなのか、仕事のことばかり考えているせいなのか、よくわかりませんが。。。

 さて、今日は、就職に関する興味深い記事をご紹介したいと思います。

「太め」の顔は就職に不利 仏の研究者、偽履歴書で実証(10月1日 asahi com)

 フランスの社会研究者が、肥満が就職活動に影響するかどうかを調べるため、コンピューターで求職者の顔写真を「太め」に画像処理したものと、本物の顔写真を使い分けて応募してみた。肥満に見せかけた求職者に企業が接触してくる割合は、本物の顔写真の半分。お客に姿を見せない電話利用の職種でさえ、太めを嫌う傾向があった。

 この「実験」は、外見による差別を研究しているパリ第1大学のジャンフランソワ・アマデュー教授(差別研究所所長)が企画した。

 白人学生の本物の顔写真を添えた履歴書と、写真だけニセ肥満に加工したものを50通ずつ用意、今年7月、接客セールス系を求めている計100社に送った。電話勧誘係を探している他の100社にも、別の白人学生による同様の履歴書を50通ずつ送った。

 本物の写真を送った100社では、57社が面接日を相談してくるなど前向きな反応を示した。肥満体に見せかけた写真を受け取った別の100社では、前向きな反応は29社だけ。業種別にみても、前向き反応の割合は接客係で本物64%、肥満20%と大差がついた。見た目は関係ないはずの電話勧誘でも本物50%、肥満38%だった。

 同じ会社に本物と肥満の顔写真を送ったわけではないので厳密には比較できないが、「肥満顔」が不利な傾向は確認できたという。

 フランスでは、肌の色など身体的特徴で採用の可否を決めるのは違法行為。ただ、企業が「総合判断の結果だ」と言い張れば法律違反の証明は難しい。アマデュー教授は「たとえ無意識だとしても、見かけによる差別があるのは明白。履歴書から早急に写真を外すべきだ」と総括している。(了)


 太目の私にとっても気になる話です。これから、再びサラリーマンに戻ることはないでしょうが、太目の顔が敬遠される場面は採用の場面だけではないでしょうし、この傾向はフランスだけではなく、日本でも同様だろうと思います。

 実際の採用の場面では、身体的特徴は特に気にすることはありませんでした。第一印象は非常に大事ですが、単に容姿やスタイルがよいとかそういったものではなく、その人全体を包む雰囲気、或いは内面から発せられるものに魅力を感じるかどうかがポイントになるように思います。中々言葉にすることは難しいですが。。。

 例えば接客業などは外見を重要視するでしょうし、一概には言えませんが、仮に写真付の履歴書で選考する際でも、それほど写真は重要視しませんでした。写真と実物が違うということはよくあることですし、実績や能力を重点的にみることは言うまでもありません。

 最近、エントリーシートや履歴書などがワープロで書いて送られてくるようになりましたが、選考する側にとっては、その人の個性が伝わりにくく、判断が難しくなったように思います。個人的には、顔写真よりも、直筆の文字のほうが、その人の個性を感じ取るうえで重要だと思います。


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採用市場も、久しぶりに「売り手市場」の様相を呈していますね。 そんな中、採用活動
インターネット時代の採用のポイントは?【人事・賃金、労務管理のツボをおさえるブログ HRM-Consul】at 2005年10月12日 15:16
この記事へのコメント
私は、大学のキャリア講座も担当しておりますが、「その人全体を包む雰囲気、或いは内面から発せられるものに魅力を感じるかどうかがポイントになる」こと、とっても勉強になりました、ありがとうございます。最前線の人事ご担当の方の生の声として、学生たちに伝えたいと思います。すばらしい情報をありがとうございました!
Posted by teduka at 2005年10月06日 09:07
手塚さま、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。
大変うれしく思います。

個人的に思うのですが、マスコミ等によって、少し間違ったメッセージが学生さんに伝わっているのではないかと。会社も色々ありますし、人事担当者も色々いらっしゃいますが、新卒の学生さんに求めるものは、即戦力(例えば資格やスキル)というよりも、その人の人間としての魅力、心構え(スタンス)や潜在的な基礎能力のほうが重要ではないかと思います。挨拶がきちんとできる、日本語の文章がきちんと書ける、集団の中で周りと強調しながら仕事ができる、そういった点がきちんとできていればよいと思います。

Posted by 人事労務屋・田代 at 2005年10月06日 10:38
私の知っているアセスメント会社では、自筆の履歴書の筆跡を人事担当者が全員でみて、書類選考の材料にしているという話を聞いたことがあります。手書きにはその人の特徴が現れるのでしょうね。
私も入社を決定する際には最終的に履歴書をみて、決断していましたから、手書きがなくなると判断材料が一つ減ることになりますね。
Posted by SR一筆啓上 at 2005年10月06日 17:49
こんにちは。かんかんです。

うちは、接客業ですから、外見は気にします。
当然、太めな人は採用いたしません。
顔が悪い(言い方悪くてすいません)のと、太っているのはすごく大きな差があって、
太っているのは、自己管理不足にあたりますからー。
って、田代さんはぜんぜん太ってないじゃないですか!
そんなこと言うと、女性を敵に回しますよ(笑)
Posted by かんかん at 2005年10月06日 23:52
SR一筆啓上さま、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

新卒採用の場面で、今年はエントリーシートが手書きでなかったので、少々面食らいました。内容だけでなく、手書きに現れていたその人の個性も見ていたことに改めて気がついた次第です。

学生さんは、手書きで何枚も書くよりも、ワープロのほうが楽だとは思いますが。。。
Posted by 人事労務屋・田代 at 2005年10月07日 09:13
かんかんさん、おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

確かに、自分のことを考えても、自己管理ができていないということはあるかもしれませんね。家内に散々言われていますが、中々減量できず(する気もない?)、目下の反省材料です。

社会人になるまでは、60kgくらいで、無口でとっつきにくい感じだったと思います。少し太ってくると、性格も温和な感じなってきたように思います。
Posted by 人事労務屋・田代 at 2005年10月07日 09:19