2009年01月14日

景気悪化を改革の好機に

 おはようございます。今朝も快晴の天気です。ただ相当に冷え込みました。朝早く起きて夜が明けぬうちに出勤するのがつらい季節です。

 正月が遠い昔に思えるほど、今年は年明け早々からバタついている感じです。限られた時間を優先順位をつけて活動しようと思います。

 さて、今朝の日経新聞に興味深い記事が出ていましたので、ご紹介したいと思います。

景気悪化 改革の好機に 中小、課題洗い出しに知恵(1月14日 日経新聞)

 景気悪化に苦しむ中小企業の間で自社の課題や弱点を洗い出し、改善する動きが広がってきた。受注減で空いた時間などを活用し、企業体質を強化する試みだ。生産体制を見直して足元の収益を改善するだけでなく、顧客企業との信頼関係を強化するため工場見学会を開催したり、取引先の後継者を育成したりと、中長期の成長の土台を作る取り組みもある。

 ●受注減り時間に余裕

 軸受け(ベアリング)メーカーのポーライト(さいたま市、菊池真紀社長)は、好況時に手が回らなかった顧客企業との交流に時間を割いている。昨年秋には埼玉の本社工場に取引先を招いて見学会を開催。品質管理体制などを説明した。

 同社は携帯電話の振動モーター用ベアリングで世界首位。しかし「(ポーライトは)日本企業ではないと思っていた」という得意先もあるなど、企業としての知名度は低い。受注減で工場に見学会を開く余裕ができた。顧客を工場に招き経営戦略も評価してもらうことで安定した取引関係を築く。今春にも工場見学会を開催する予定だ。

 特殊装置開発の三信精機(東京・太田)は「不況は人を育てる好機」(渡辺征男社長)と、取引先の跡継ぎを育てる取り組みに力を入れている。昨春始めた新規受注獲得プロジェクトに二人の「二代目」を参加させ、「何もない状態から仕事を作る中小企業のノウハウを教えている」。

 厳しい経営環境でも取引先の後継者育成を支援するのは、結果的に自社の事業戦略にプラスとなるとの判断のほか「力のある中小経営者を育てなくては、日本のものづくりそのものが崩れる」という危機感がある。「不況を肌で感じて欲しい」。来年以降も取引先から要請があれば引き受ける方針だ。

 ●事業抜本見直しも

 景気悪化をきっかけに、工場や事業を抜本的に見直す動きも進む。「バイト」と呼ばれる機械の刃を製造する三和製作所(大阪府貝塚市、千地克典社長)は、生産ラインの分業化を進め納期短縮やコスト低減につなげた。鍛造、熱処理、研磨、などの工程別に部門分けし、在庫などを個別管理する体制を構築。ラインの配置も改めた。

 工程ごとに作業時間が異なるため、工程間で在庫がたまりやすかったが、改装で在庫を金額に換算すると約3分の1の七千万円分に削減した。約一億円投資したが、納期短縮などで受注は拡大傾向にあるという。

 塗装工事の塗装館エス・エス(金沢市、坂井章社長)は建設市場が冷え込むなか、新規工事に頼らない事業構造への見直しを進めている。力を入れているのが内装の復元・改修。10年前に米企業から導入した建物の木目や代理石の模様などを復元できる技術を活用。昨年から敷居など傷みやすい部分の修理を北陸地方の旅館・ホテル向けに始めた。昨年1年で16軒の工事を手掛けた。

 旅行客の減少で旅館に大型投資する余裕はないが、施設をきれいに維持したいという需要は大きい。修復事業は売上高の3分の1を占めるまでに成長し、塗装との相乗効果も生まれつつある。(了)


 なかなか良い紹介記事だと思いました。景気の低迷に直面している中小企業にとって参考になる事例ではないでしょうか?

 昨日研修の打合せを行った化学メーカーのご担当者も、「厳しい時代には違いないが、困難にぶつかり様々な経験ができるチャンスがあると捉えている」とおっしゃっていました。

 こういう時代だからこそ、今までのやり方を変え、会社全体で将来のことを考える布石として、まずは管理職に気づきを得てもらおうという趣旨で研修を行うことにしています。ピンチをチャンスに変えることができる企業がこの不況を乗り越え、将来に向けて発展していくのだろうと思います。


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