おはようございます。昨晩からの雪がやみ、快晴になりました。昨日は午後8時に会社を出た時はみぞれでしたが、9時過ぎに横浜郊外の自宅に着く頃には雪が降りしきり、うっすら積もっていました。
今朝は、5cmくらい積もっていて、歩くのが大変でした。湿気が多い雪ですので、靴下が濡れてしまいました。まあそれでも電車が遅れることもなく通常に出勤出来てよかったです。
さて、今朝の日経新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
日航再生、問われる実行力、リストラ、社員に訴え、稲盛会長、具体策は示さず。(2月12日 日経新聞)
日本航空の新会長に就任した稲盛和夫京セラ名誉会長は1日の記者会見で、人員削減などのリストラについて「避けて通れないのであれば、全社員に訴えて協力してもらう」と語った。再建を主導する公的機関の企業再生支援機構と協力し、3年以内の再建を目指す。ただ日航再建には航空行政など複雑な要因も絡む。稲盛会長は迅速なリストラ実行と収益力の強化という重い課題を背負う。
日航は今後3年間でグループ人員1万5000人超の削減を計画している。稲盛氏は人員削減について「本当に悲しいこと」と述べたが、具体的な削減手法や時期などは明らかにしなかった。路線整理について新社長に就いた大西賢氏は「規模の縮小は国内・国際線とも実施するのが前提」としたが、対象路線などは明らかにせず、機材の小型化などの時期も示さなかった。
会長と社長との役割分担について大西社長は「(再建計画を進める)実行部隊は我々が担当し、稲盛会長は精神的な支えになる」と語った。7月をめどに提出する更生計画づくりを主導するのは機構と機構から送り込まれた管財人が中心。機構などは稲盛会長に権限を事実上委任する方針だが、日航内部からは「権限や役割の分担が不明」との声も漏れる。
機構と日航が作成した再生計画について稲盛会長は「楽観的な意見も入っているのだろう。詳細に調べて正確に計画を練り上げていきたい」として一部見直す考えを示した。国際線からの撤退は否定したが、更生計画づくりでは赤字路線の撤退は不可欠。一方で今後、空港を抱える自治体や政治家、政府などとの調整も必要になり、稲盛会長の決断力が試される。
リストラの具体的な実施計画と3年後の日航の企業像をどう描くのか。日航は2013年3月期に売上高を約1兆3585億円、営業利益を約904億円にする青写真を描くが、1日の会見では具体的な実行スケジュールは見えなかった。金融機関による債権放棄など財務リストラが先行しても、痛みを伴う明確な更生計画を作り、それを断行しなくては日航再生はおぼつかない。(了)
この記者会見の模様は昨晩のテレビのニュースでも放映していましたが、私が注目したのは、次のやりとりです。
記者「1万5000人超の人員削減策は。」
稲盛会長「私の京セラ50年の経営の歴史でも、またKDDI経営の27年の歴史の中でも社員の首切りをしたことは一回もないので若干戸惑っている。確かに日航が2000億円を超える赤字を出しているのは尋常な状態ではない。人員削減が再生に避けて通れないことなら本当に悲しいことだが、全社員に訴えて協力してもらう以外にない。その問題は私の胸を大きく締め付けている」
新聞記事では、稲盛さんの苦悩に触れずに、「避けて通れないのであれば、全社員訴えて協力してもらう」の部分だけ引用して、前向きな印象を与えています。
昨日は、再建計画の具体的なことに触れなかったということで、稲盛さんは、(血の通わない)大規模な人員削減によらない経営再建を未だ模索されているのではないかと察します。
日本航空の企業年金問題にはあまり興味はありませんでしたが、稲盛さんがどのように再建していくのか、その手法を大いに注目しています。
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