おはようございます。梅雨らしい湿度の高い毎日が続きます。何となく寝不足ですが、今週も頑張ります。
先週金曜日は、IC協会のセミナーで話をさせて戴きました。理事長としての最初のセミナーでしたが、雨の中多くの方々に来場戴き、また懇親会にも多数ご出席戴き、感謝しています。
その場でも申し上げましたが、(トヨタや日立などの超大企業を除き)中堅・大企業でも人材は質量ともに不足しています。そこに独立プロフェッショナルが果たすべき道が存在するのです。
私としては、その期待に応えるべく、常に自分を磨き、人事労務のエキスパートではなく「ディープ・ジェネラリスト」として、広い視点でクライアントをサポートできるように心がけています。
さて、今朝の日経新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
今春入社の「ゆとり第1世代」、企業は「身構える」、新人「定着したい」(6月21日 日経新聞)
学校で「ゆとり教育」を受けた第1世代が今春、大学を卒業して会社に入ってきた。企業は彼らをどう受け止め、彼らは企業に何を求めているか。日本経済新聞が日本能率協会グループ、NTTレゾナントとそれぞれ共同で実施した調査からは、ゆとり世代に身構える企業と、厳しい就職活動を勝ち抜いて入った会社で「長く働きたい」と考えている新人の姿が浮かび上がった。
企業を対象に日本能率協会グループと実施した「新入社員の研修・教育に関するアンケート調査」では、今年の新人が「ゆとり世代」であることを「強く意識している」か「やや意識している」企業は計49・2%とほぼ半数に及んだ。
「意識している」と答えた企業の約6割は、ゆとり世代の特徴を踏まえた研修プログラムや育成方法を「実施している」か「予定している」。ゆとり世代に身構える企業の姿が浮かんだ。
育成方針については「(新人の)価値観を理解し、上司・先輩側から歩み寄って教育する」企業が67%と大勢を占めたが「鍛えるためにもあえて厳しく教育する」企業も33%あった。
日本能率協会総合研究所の馬場裕子主任研究員は「ゆとり世代をどう育成するかは各社とも手探り段階にある。彼らの特徴を理解したうえで、それぞれの会社にあったやり方を見つけていくことが必要」と話している。
「今年の新人の強み」は「与えられたことは一生懸命に取り組む・まじめである」(81・7%)が圧倒的に多く、「知識や技術を積極的に吸収しようとする」(47・7%)が続いた。
一方、弱みについては「言われないことはやらない(受け身である)」(49・7%)、「リアクションが薄い」(31・5%)を指摘している。全体として活発さが不足していると認識されている。
「まじめ」だが「受け身」な傾向がある「ゆとり世代」を使いこなすため企業は知恵を巡らしている。研修内容を昨年と比べ一部でも変更した企業は74・7%。教育担当者のトレーニングを実施する企業も44・2%あった。
日本経済新聞社とNTTレゾナントが今年4月入社の新入社員を対象に実施したアンケート調査で、入社した会社が「第1志望だった」と答えた人は前の年より15・5ポイント少ない41・9%だった。3人に1人が第3志望以下の会社に入っており、リーマン・ショック後の就職活動の厳しさが改めて浮き彫りになった。
しかし景気の先行きが不透明な中、転職を考える新人は減っている。現在務めている会社で「定年まで勤めたい」と答えた人は21・1%で、09年より2・4ポイント増えた。
現在勤めている会社の現状や先行きについても「それほど不安は感じていない」「安心している」の合計は59・4%で、前年の59・0%とほぼ同水準。第1志望ではなくても定着率が大きく落ちることはなさそうだ。
新人の不満が少ない背景には企業側の配慮もある。現在の配属先が入社前に希望していた部署だったかどうかを聞いたところ、「最も行きたい部署だった」との回答が前年比5・9ポイント増の39・9%、「行きたい部署の一つ」(20・1%)と合わせると6割の新人が希望の部署に配属されている。
会社に対する不満では「仕事の量が多かったり、残業時間が思ったよりも長かった」が38・9%でトップ。昨年の調査では最も多かった「給与が思ったよりも安い」は33・7%で4位に後退した。「給料より自由な時間」との気質が見える。(了)
私も、4月から5月にかけては新入社員研修等を通じて、新入社員の皆さんと接する機会がありました。また、クライアント企業のOJT指導員の研修を担当し、新入社員を育てる側の皆さんからも声を聞きました。
それらを総合すると、概ねこの調査結果と同じような印象を持ちました。ただ、人事部や(新入社員受入れる)現場からはゆとり世代を意識しているという声はほとんど聞かれませんでした。確かにそういった面はあるかもしれませんが、必要以上に意識することはないように思います。
新入社員の強みと弱みは、アンケート調査の回答と同じような声をよく聞きました。私は、彼らの強みとされている「一生懸命に取り組む・まじめである」という点の印象が強く、これは仕事を覚えていく上で重要な資質であると思いますので、うまく育てていけば戦力になっていくと思います。
新入社員に必要以上に迎合することはないと思います。コミュニケーションを多く取って、しかるべき時はしかる、ほめるべきときはほめる、を意識すればよいのではないでしょうか?
かの有名な山本五十六元帥の「やって見せ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かず」が新入社員を育てる上で、重要なエッセンスを含んでいると思います。
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