おはようございます。関東も梅雨が明けて、毎日真夏の暑さが続いています。3連休は、遠出など無理をせず、日中はエアコンの効いた事務所で過ごしています。
先月中旬に移転した新しいオフィスは、前の事務所が役員室なら、こちらは仕事場といった感じですが、仕事に集中できる点では満足しています。
この連休中は、先日ご紹介した「モチベーション3.0」を読み終えて(訳本は読むのに時間がかかりますね)、次の本を読み切りましたので、ご紹介したいと思います。
リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書) [新書]
増田 弥生 (著), 金井 壽宏 (著)
出版社/著者からの内容紹介
【問1】あなたの会社が地球上からなくなったら、人類は何を失いますか?
【問2】あなたが職場から去ったとして、五年後、会社に何を残した人物として紹介されたいですか?
今、あなたの会社や部署は、この地球上でどんなユニークな使命を持っているのでしょうか?
あなたは、それを家族や友だちを相手に、語ることができるでしょうか?
もしもあなたが、新入社員だったとしても、この視点を持って働いてみましょう。
経営者から新入社員まで、リーダーシップの本質について「気づき」を得られる一冊。
グローバル企業で活躍したリーダー・増田氏と、気鋭の経営学者・金井氏のコラボレーション。
なぜMBAもTOEICも無縁だった女性社員が、外資系企業の「本社」で活躍し、人事部門の「トップ」になれたのか?
尊敬する母校の先生、「金井壽宏」先生の新著ということで注目していましたが、先日、某新聞社の教育事業本部の知人からもお薦めがあり、さっそく購入し、昨日一気に読み切りました。
増田さんのキャリアについて、対談形式でテンポよく話が進んでいき、最後に増田さんの書かれた終章「リーダーシップのベース「自己理解」と「自己受容」」で終わっています。
人事部門に身を置く立場として、「グローバル人事」や「戦略人事」というものがどうあるべきか、そのためにどんなことをしなければならないか、体験をベースにここまでリアルにわかりやすく書かれた本はなかったと思いますので、大変参考になりました。
たくさんの学びがありましたが、私が印象に残ったのは、終章に書かれていた次の文章です。
企業がリーダーを輩出するかどうかは、その企業における組織風土、言い換えれば日常の行動のすべてがカギとなります。育成研修は、参加した社員に振り返りや気づきをもたらすきっかけにはなりますが、振り返りや気づきを生かせないような土壌の組織では、残念ながら研修にかけた投資は回収されないでしょう。
日常の行動の中でも特に重要なのは、経営幹部層の在り方です。幹部同士が本当にお互いのよさを生かし、助け合い、成長を支援し合っているかどうか。会社の理念や価値観を反映した行動や決断をとっているかどうか。好奇心をもって社員に質問したり、助けを求めたりする柔軟さをもっているかどうか。そういった幹部たちの在り方が組織風土のベースとなり、その企業でリーダーが育ちやすいかどうかを決定づけます。私がこれまで、さして苦労を感じずに、組織の中で経営幹部と言われる経験をしてこられたのも、そういう上司や組織に恵まれたからです。
私のクライアントの中でも、組織風土改革に着手された大手企業があり、これが進んでいけばさらに良い方向に(リーダーを輩出する企業として成長する)向かうはずですので、この本に書かれていたことも参考にしながら、支援を続けたいと思っています。
別のクライアントでは、次世代のリーダーをどう育成していくか(短期と長期両方の視点で)に着手されたところもあり、一緒に、リーダーシップの在り方、真のリーダーをどう育てるのかということを検討していましたが、多くのヒントが得られたような気がします。
増田弥生さん、今はフリーターということですが、ライブで話を聞いてみたいですね。この本を読む限り、まさに自然体で腹に落ちる内容ばかりで、コミュニケーション能力もすごい方なのでしょう。まだ見ぬ増田さんに一方的にあこがれを感じてしまいました。
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